俵屋宗達(がんさくフォルム)

マールと三峰結華とオーガポンとスグリと玉田と暗号マニアが好きです

飯の話と映画の話

飯の話

 夕飯に松屋に寄って「うまトマチキン定食」を食べた。今月5日からの新商品らしく、ちょっとお高めだったがつい頼んでしまった。何の気なしに寄った店で大々的に紹介されてるものにすこぶる弱い。

www.matsuyafoods.co.jp

 これ、本当にすごかった。めちゃめちゃうまい。幸せを感じられる基準のうまさがこれぐらいだと、うまかった。

 なんかうまみ物質の量がケタ違いな気がする。シンプルにチキンがクソ旨い。トマトソースは煮たトマト特有の嫌な酸っぱさがきれいに消えているし、その後釜にすっぽりとニンニクが収まって癖になる。半分くらい食べた後に、添えられた半熟卵を割ってみたのがまた堪らなく良かった。それまで無かった落ち着いた風味が口の中に現れて楽しい。黄身が冷たいのがまた乙である。

 どうやらこの上にチーズを乗っけるオプションがあるらしく、今めちゃくちゃ気になっている。しかし、高い!1000円くらいする!食事に1000円掛けるなら大戸屋とかcoco壱とか行きたいな…とか思ってしまう。

 coco壱ほど楽しさのある注文のシステムってそう無いように思う。カードゲームとかスキルツリーとか、そういうカスタム的な戦略性のあるゲームと似たような感じがある。coco壱最強カスタムを議論する会とか、絶対楽しい。coco壱ドラフト戦とか、coco壱シールド戦とか、coco壱シティリーグとか、あると良いな。

映画の話

 ラジオで映画の話をしていたのを切っ掛けに、昔観た映画のことを思い出した。

www.youtube.com

ある日突然訪れた原因不明の電気消滅により廃墟寸前となった東京を脱出した一家のサバイバルコメディ。(wikipedia サバイバルファミリー - Wikipedia より抜粋)

 中学の時の部活で仲が良かった友達に「見たい映画がある」と言われて、近所の映画館に観に行った。前もっての準備を全くせず迎えた上映当日、映画館に訪れて初めて映画のタイトルを知った。島スキャン用のQRコードがあった。ヒトツキが出たような気がする。内容はもう断片的にしか覚えていないが、非日常を日常として受け入れていく過程の質感とか、髪や肌が乱れていく様子とか、野生における怪我の絶望感とか、そういうリアリティがひしひしと伝わってきた感覚を思い出せた。

 それと、前情報なしでコンテンツを楽しむことって本当に少なくなったな、と思った。ゲームでもアニメでも、Youtubeでトレーラーを見てから本編を楽しむのが当たり前になっている。その点、この映画の体験はすごく貴重でよいものだったんじゃなかろうか。